M&A NEWS

2016/09/01

大日本住友製薬<4506>、カナダ医薬品開発ベンチャーのシナプサスを子会社化

大日本住友製薬は米国子会社のサノビオン・ファーマシューティカルズ・インクを通じて、カナダの中枢神経領域の医薬品開発に特化したベンチャー企業であるCynapsus Therapeutics Inc.(シナプサス、オンタリオ州トロント。営業利益△31億7000万円、純資産79億9000万円)の全株式を取得し子会社化することで合意したと発表した。取得価額は約1100億円(ワラント、ストックオプション、アドバイザリー費用を含む)。2016年12月末までに取得する予定。

シナプサスは2004年設立で、現在パーキンソン病治療薬を開発している。米国で臨床試験を実施しており、2017年前半に新薬承認申請を行うことを目指している。大日本住友製薬の子会社のサノビオンは精神・神経領域の医薬品を販売していることから、シナプサスを買収することにより相乗効果が見込めると判断した。また、2019年に独占販売期間が満了する非定型抗精神病薬「ラツーダ」の減収の一部を補うことも期待している。

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