M&A NEWS

2016/08/05

三菱ケミカルホールディングス<4188>、連結子会社による公開買付けにより日本合成化学工業<4201>、上場廃止へ

三菱ケミカルホールディングス(東京都)の連結子会社である三菱化学(東京都、所有割合51.49%)及び同社の子会社で欧州市場のマーケティング及び営業を行うMitsubishi Chemical Europe GmbH(ドイツ、以下三菱化学ヨーロッパ)は、両社(以下公開買付者)が共同して、機能性樹脂、機能性フィルム、情報電子材料、粘・接着樹脂、ファインケミカル製品、工業薬品等の製造・加工・販売を行う日本合成化学工業(東証一部上場、大阪府、以下対象者)の全株式(三菱化学95%、三菱化学ヨーロッパ5%)を取得することを決議した。日本合成化学工業は公開買付けに賛同している。

公開買付者は、対象者の海外事業展開におけるより一層の競争力強化のためには、三菱化学ヨーロッパと対象者との間での連携を強化し、対象者の欧州ビジネスにより積極的に関与していくことで、共同開発及び新商材の新規拡販による売上の増加等シナジーの発生が見込まれ、公開買付者ら及び対象者を含む、三菱ケミカルホールディングスグループの更なる企業価値向上に資するとの判断に至ったとしている。

買付期間は平成28年8月8日から9月20 日。
公開買付の買付価格は1株あたり910円。前日終値に対し50.17%のプレミアム。
買付予定数は47,242,749株、上限、下限は設定しておらず全部の買付けを行う。
本公開買付けにより対象者の全株式を取得できなかった場合、二段階買収として議決権90%以上であれば株式売渡請求により、至らなければ株式併合により全株式を取得し、対象者は上場廃止となる予定。

関連情報

M&A案件情報「SMART」SMART

譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。