M&A NEWS

2016/07/25

アクティオホールディングス、共成レンテム<9680>をTOBで子会社化

建機レンタル業のアクティオ(東京都中央区)を傘下に持つアクティオホールディングス(同)は、共成レンテムに対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化すると発表した。全株式の取得を目指しており、買付代金は最大93億1730万円。共成レンテムはTOBの成立後に上場廃止となる見通し。グループとして経営資源を共有化し、大型建設現場や特殊工法を用いる建設現場への対応力を高めることや、営業拠点・物流網などの再編成することなどが狙い。共成レンテムはTOBに賛同している。アクティオホールディングスは現在、共成レンテムの株式を所有していないが、アクティオは株式20.43%を持つ筆頭株主。

買付価格は1株につき1600円。TOB公表前営業日の終値931円に対して71.86%のプレミアムを加えた。買付予定数は582万3316株で、下限は所有割合46.24%にあたる338万4000株。買付期間は2016年7月26日から9月6日まで。決済の開始日は9月13日。公開買付代理人はみずほ証券。

共成レンテムは1963年設立。北海道を地盤に建機レンタル業を展開し、1991年に株式を店頭登録、2001年に東証2部に上場した。アクティオは1967年設立。全国各地に約500カ所の支店・営業所・修理工場を持つ。2005年に共成レンテムに資本参加。2013年に持ち株会社体制に移行した。

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