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村田製作所、「3D触力覚技術」を手掛けるミライセンス社を買収

村田製作所は、「3D触力覚技術」を活用したハプティクス・ソリューション技術を提供するミライセンスを買収し、当社の完全子会社とする契約に合意した旨発表した。

ミライセンスのハプティクス・ソリューション技術はVRゲームなどのデジタルコンテンツ上で表現される物の柔らかさや手触りなどを現実で触れているように感じさせることを小型かつ低価格なハードウェアで実現できるという。

今後は村田製作所がセンサ・アクチュエータで培ってきたデバイス設計技術とミライセンスが有するハプティクス・ソリューション技術を合わせることで、独自性のある製品・サービスの提供を目指していくとのことだ。

ミライセンスは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所から技術移転を受けた産総研発ベンチャーで、研究者の中村則雄氏の研究成果をもとに、ソニー出身の香田夏雄氏が社長となって2014年4月に設立された。2015年9月にジャフコから3億円を調達。その後2017年6月にCYBERDYNE、テックアクセルベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタル、大和企業投資から約4.5億円を調達している。