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エムスリー、脳血管疾患に特化した保険外リハビリ施設運営のワイズを買収

エムスリーワイズの株式を取得し、子会社化する事を決議した。株式75.4%の取得対価は1,521百万円。
エムスリーは2017年6月に約1億円を出資して既に5.8%を保有しており、合わせて81.2%を保有することになる。

ワイズは、脳血管疾患後遺症の保険外リハビリを行なう「脳梗塞リハビリセンター」の直営店舗を関東圏で9店舗運営。
本件買収により、「脳梗塞リハビリセンター」の展開を加速させると共に、エムスリーが運営する医療従事者専門サイト「m3.com」会員の医師への情報提供による認知拡大等を通じ、より多くの患者に「脳梗塞リハビリセンター」を広め、一人でも多くの方に高度なリハビリを届けたいと考えている。

ワイズ代表の早見氏は、1996年にWebマーケティング会社の(株)イニットを設立し、業界有数の会社に成長させたのちにトランスコスモス(株)のインターネット部門と統合。執行役員、常務執行役員を歴任し、インターネット部門等の責任者として従事したのち、2014年2月にワイズを設立。

なおエムスリー以外にも、2016年3月に早見氏の古巣であるトランスコスモスと資本提携し、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル、三井住友海上キャピタル、西武しんきんキャピタル、三生キャピタル、イノベーション・エンジンといったベンチャーキャピタルからここまで3億円を超える資金調達を実施していた。