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M&Aニュース 2010年

東宝<9602>、国際放映<9604>の株式に対して公開買付を実施

2010年9月28日

東宝は、直接間接保有を合わせて国際放映の発行済株式総数の51.4%を保有し、国際放映を連結子会社としている。今回、国際放映を完全子会社化するための取引の一環として、国際放映の普通株式に対する公開買付を実施する。
既にフジ・メディア・ホールディングス(所有株式数750,000 株、株式所有割合6.38%)、関西テレビ放送(所有株式数350,000 株、株式所有割合2.98%)、電通(所有株式数240,000 株、株式所有割合2.04%)、朝日放送(所有株式数100,000 株、株式所有割合0.85%)及び日本テレビ放送網(所有株式数40,000 株、株式所有割合0.34%)の各社との間で平成22年9月28日付で公開買付応募契約を締結し、それら各社の所有する国際放映株式について、公開買付けに応募する旨の同意を得ている。

国際放映は、テレビ業界の急激な環境変化による作品本数の受注減少や制作費の削減等の影響を強く受け、更にスタジオ経営事業においても不透明な状況が続き、国際放映の収益基盤を揺るがす深刻な状況となっている。
このような状況の中で、親会社である東宝は、国際放映の抜本的な経営改革を推進し、中長期的に経営基盤の安定を図っていくためには、国際放映を完全子会社化し、より強固で緊密な協力体制を構築するとともに、国際放映において今後の環境変化に応じた柔軟かつ機動的な経営戦略を実現するための意思決定を可能とする体制の構築が必要と判断し、今回公開買付を実施する。

公開買付期間は平成22年9月29日から平成22年11月11日まで。
買付価格は、普通株式一株につき100円。買付代金は761百万円を予定している。
国際放映の直近の終値で計算した今回の公開買付のプレミアムは25%。

今回の公開買付では、買付予定数の上限及び下限を設定していないので、応募株券等の全部の買付け等を行う。今回の公開買付での発行済普通株式の全てを取得できなかった場合には、国際放映が発行する全ての普通株式に全部取得条項を付す旨の定款変更を行い、株式の全ての取得を行う予定。

今回の公開買付では買付等を行う株券等の数に上限を設定しておらず、この公開買付けの結果次第では、国際放映株式はJASDAQの上場廃止基準に従い、所定の手続きを経て上場廃止となる可能性がある。