2022年業界ニュース

2022/06/24
サッポロホールディングス<2501>、クラフトビールの米国ストーン・ブリューイングを子会社化

サッポロホールディングスは米国子会社を通じて、クラフトビールメーカーの米ストーン・ブリューイング(カリフォルニア州。売上高311億円、営業利益△13億円、純資産71億8000万円)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。生産拠点の確保と新たなブランドの獲得で米国でのビール事業を拡大する。取得価額は1億6800万ドル(約227億円)。取得完了は2022年8月を見込む。

ストーンは1996年に創業。現在では米国で10指に入る有力クラフトビール会社に成長している。主力ブランドは「Stone IPA」。ビール製造のほか、飲食店事業、酒類卸事業を手がけるが、サッポロへの傘下入りに先立ち、酒類卸事業を切り離すことにしている。

サッポロは「グループ経営計画2024」の中で、基本方針としてグローバル展開の加速を掲げ、海外事業の基盤である北米と、成長著しい東南アジアを重点エリアと位置付けている。