2019年業界ニュース

2019/05
相次ぐロープ高所作業事故
労働局が安全対策の徹底を要請

東京都内では今年に入り、ロープ高所作業によるガラス清掃作業中の墜落死事故が3件発生している。ロープ高所作業に関する労働安全衛生規則では、メインロープ以外のロープをライフラインとして設置することや、作業指揮者を選任してロープの緊結状態などを複数人で確認する「ダブルチェック」を義務づけているほか、作業指揮者の職務として、墜落制止用器具の使用状況を監視することも明記されている。今回発生した3件の事故は、いずれも規則で定められた措置が講じられていなかったことによるもので、東京労働局は、規則の内容を周知するリーフレットを作成し、安全対策の徹底を呼びかけている。東京労働局管内では平成27年以降、ロープ高所作業での墜落災害が19件発生しており、うち5件が死亡、9件が3カ月以上の重篤災害となっている。

● ロープ高所作業中の死亡災害事例(平成27年~)

転載元

ご意見・ご感想、月刊「ビルメンテナンス」購読をご希望の方は、下記までお問い合わせください。

TEL:03-3543-6852

公益社団法人全国ビルメンテナンス協会サイト:https://www.j-bma.or.jp/