国土交通省は平成31年度の「庁舎維持管理費要求単価」をまとめた。それによると、清掃分野は6年連続の上昇となった。各省庁による庁舎管理のための平成31年度予算は上昇することになり、ビルメンテナンス分野の受注環境が改善すると期待されている。庁舎維持管理費要求単価は、各省庁が官庁施設を保全するために必要な予算を要求するに当たり、算出の基準となる標準的な単価として国土交通省が毎年度定めているもの。
単価では、庁舎の広さを延べ面積750m2から3,000m2までの6つに区分し、それぞれ分野ごとに詳細な項目を設けて1m2当たりの年間単価を定めている。平成31年度の要求単価によると、前年度の単価を1とした場合の単価変動率は前年度より0.008ポイント上昇の1.023に設定、6年連続のプラスとなった。清掃分野は、建物内部の「日常清掃」「日常巡回清掃」「定期清掃」がいずれの広さ区分の庁舎とも6年連続で上昇した。
単位:円/m2・年
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