M&A NEWS

2019/06/06

沖電気工業<6703>、ブラジルATM子会社のサービス事業などを米NCRグループに譲渡

沖電気工業は、ATM(現金自動預け払い機)を製造するブラジル子会社の金融・リテール・サービス事業を、米NCR Corporation(ジョージア州)に譲渡することを決めた。生産機能などは譲渡範囲に含まれていない。当該事業を会社分割して新会社に移管し、この新会社の全株式をNCRのブラジル子会社NCR Brasil Ltda.(NCRブラジル、サンパウロ州)に譲渡する。

沖電気は2014年にブラジルのItautec社のATM事業を取得し、現地子会社「OKIブラジル」(サンパウロ州)を設立。これまで収益改善に向けて抜本的な構造改革を進めてきたが、赤字が続いており、単独での事業継続は困難と判断し、金融機関に対するサービスやサポート業務などに関する事業を譲渡する。事業譲渡後は、NCRブラジルに対してATMモジュールを供給する。

譲渡価額は非公表。譲渡予定は2019年12月。

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