M&A NEWS

2019/05/13

栗田工業<6370>、米英の水処理薬品の製造・販売会社2社を完全子会社化

栗田工業は海外子会社を通じて、水処理薬品の製造・販売を手がける米Avista Technologies, Inc.(A-US、カリフォルニア州。売上高25億8000万円、営業利益と純資産は非開示)と英Avista Technologies (UK) Ltd.(A-UK。売上高6億3300万円、営業利益と純資産は非開示)の2社を完全子会社化することを決議した。

A-USは水処理装置の構成機器の一つ、RO膜(逆浸透膜)向けの水処理薬品「RO薬品」に特化し、多品種のRO薬品を製造・販売しているほか、RO膜洗浄などのサービスを手がけている。A-UKは、A-USからのライセンス提供により欧州・中東・アフリカにおいて同様の事業を展開している。

A-USのRO薬品と栗田工業が保有する同薬品を合わせることにより、商品ラインナップを拡充し、幅広い商品提案をすることで同薬品の拡販を推進するとともに、お互いが保有する技術・ノウハウを共有しRO膜関連サービスの強化を狙う。

取得価額は両社で約92億円(ほかにアドバイザリー費用が約2億3000万円)。取得予定日は2019年5月15日。

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