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2015/12/28

武田薬品工業<4502>、長期収載品事業を大正薬品工業に譲渡|イスラエルのテバと合弁

武田薬品工業は、特許期間および再審査機関が満了した長期収載品事業を、ジェネリック医薬品を扱う大正薬品工業(滋賀県甲賀市)に譲渡することを決めた。対価としてイスラエルの製薬会社Teva Pharmaceutical Industries Ltd.(テバ)の日本法人で、大正薬品の親会社であるテバ製薬(名古屋市)の株式49%を取得する。合弁での運営に伴い、大正薬品の社名を武田テバ薬品、テバ製薬の社名を武田テバファーマにそれぞれ変更する。譲渡予定は2016年4月以降。

譲渡するのは一部の長期収載品、ワクチン、麻薬、他社からの導入品を除く長期収載品で、高血圧症治療剤「ブロプレス」、消化性潰瘍治療剤「タケプロン」、2型糖尿病治療剤「ベイスン」など。事業の直近売上高は約1250億円。日本のジェネリック医薬品市場は、引き続き高い成長が見込まれており、武田薬品は新たな合弁会社を通じて、ジェネリック医薬品と長期収載品の分野でリーディングカンパニーを目指す。

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