売り手の税金対策
退職金をうまく利用することで、手取額を増やすことができます。実際にM&Aでよく行われる手法ごとにみていきましょう。
売り手が支払う税金
売り手が支払う最大の税金は所得税ですが、M&Aの手法によっては法人税がかかります。

手法ごとの節税対策 (売り手の場合)
株式譲渡
株主が個人であれば、譲渡益に対して20%の譲渡所得税等を株主が支払います。株主が法人であれば、譲渡益に対して約40%の法人税等を株主が支払います。
その他、経営者である株主個人が退職金を受け取る場合には、退職所得税等がかかります。この退職金を活用することにより、手取額を増やすことも可能なため、株式譲渡のみの場合と退職金を活用した場合との比較をし、最終的な手取額をシミュレーションするとよいでしょう。
退職金を用いた場合のシミュレーション

参考資料「退職金の割合と手取額の関係」

事業譲渡
譲渡代金を株主ではなく会社が受け取りますから、事業譲渡益に対して法人税がかかるほか、消費税も支払います。
第三者割当増資
原則として税金はかかりません。ただし、時価よりも著しく低い株価で増資を行うと、贈与税や法人税がかかることがあります。


