M&A事例ライブラリ32
M&A市場SMART™掲載企業〔情報ID: SS0137〕パッケージソフト販売の株式譲渡が成約致しました。
2005年8月
営業力がなくジリ貧に。現状打破に向かって
A社はパッケージソフトを製造販売する会社。オーナー社長は60歳。製品自体の評価は高いが営業力がなく、このままではジリ貧になる。資本力、営業力のある会社と提携し一挙に製品告知を行い、現状を脱却したい。社長自身も60歳を超えそろそろ引退したい思いがあった。
弊社に相談で来社された時、会社は実質債務超過状態であった。弊社で急いで買収候補先に提案したところ、数社から引き合いがあった。社長は製品に自信を持っており、年齢的にも退職金的意味合いの売却価格を希望しており、買収候補先から提示される価格が低すぎることを理由に成約に至らず。その後、相次いで買収候補先が辞退していったものの、譲渡価格に対する強いこだわりがネックとなり成約に至らず。
打開策が見出せない状況に陥ってしまったが、3月に入り有力な候補先が数社現れた。その内の1社とトップ面談まで至ったものの、社長が自信を持っていたパッケージソフトが、買い手が想像していたような技術で構築されたソフトウェアではないことを理由に成約までに至らず。残りの1社は、中部関西地方に拠点がほしいため検討したいとのことで詳細資料を開示する。この時期になると、社長も製品が残り従業員を現状のまま引き継いでもらえるならば価格にはこだわらないとの姿勢になっており、買収候補先の希望を受け入れ、基本合意書を締結。買収監査も実施。A社のオーナーが提案した条件 (価格も含む) を買収会社が最低限満たしてくれたため、H17/8月初め最終契約に至る。
あとがき
A社は過去に、他のM&A仲介会社に仲介を依頼したものの、成約に至らなかった経緯がありました。債務超過という状況を考えれば無理もないところですが、弊社でA社の強みを再考したところ、製品であるパッケージソフトの評価が高いという点に着目して活動しました。
どんな会社でもそれなりの条件で譲渡ができるのだということが証明できたのではないでしょうか。
社長は今後も数年間は会社に残り、このまま社長として経営を継続することになり、株式を売却して引退したいというご希望はかなえることはできませんでした。
しかし、今回のディールによりパッケージソフトのバージョンアップ、新たな営業展開が可能となり、パッケージソフトの存続、現状打破という最初相談されたご希望は達成できたのではないかと思っています。
参考
| 譲渡会社の概要 | |
|---|---|
| 事業内容 | パッケージソフト開発 |
| 所在地 | 非公表 |
| 買収会社の概要 | |
|---|---|
| 事業内容 | システム開発 |
| 所在地 | 東京都 |
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