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M&A事例ライブラリ3

M&A市場SMART™掲載企業〔情報ID: SS0050〕紙器製造の株式譲渡が成約致しました。

2001年12月

2代目社長による譲渡。売却資金を元手に新規事業を始めたい

丸山紙器製作所 (仮名) は業歴約40年、従業員3名で紙器製造業を営む中小企業。

企業規模は小粒ながら堅実な経営をしており財務内容は良好で、売上げの大部分が大手食品メーカー向けであった。

売却希望を受けて弊社と提携関係にある金融機関のネットワークを活用し、買い手候補をリストアップ、打診を試みたところ地場の中堅企業であり紙器製造・梱 包業の関東パッケージ (仮名) が買い手として名乗りを上げ、株式譲渡をおこないました。

関東パッケージは今回の買収を通して大手食品メーカーの取引口座を実質的に引継ぎ、紙器製造部門の売上げを大きく伸ばすことになります。

丸山社長は1年程度の間業務の引継ぎを行った後、自分のやりたい分野の仕事に進まれる予定です。

丸山紙器製作所の丸山社長が弊社に相談にみえてから成約に至るまでの概略を以下に掲載しております。

M&A市場SMART™の株式譲渡完了までの一連の流れをドキュメンタリー形式で紹介いたします (人名・会社名についてはすべて仮名です)。

6月初旬

丸山紙器製作所の丸山社長より相談メールが当社に入る。

原文:

当社は紙器製造・印刷を主業務とする会社です。大手企業との長年の取引があり借り入れも少ないのですが工場・倉庫などの土地建物は個人の所有で会社に貸している形ですし機械設備も古いものが多く会社の持つ資産はあまりありません。

このような状況でも売却というのは可能なのでしょうか? また相場というのがいくらぐらいなのかも気になるところです。できれば一度ご面談いただければと思います。

6月中旬

丸山社長ご来社。事業内容・売却理由・希望条件等ヒアリングし、企業価値等のアドバイスを行う。

2代目社長であり、亡くなった先代から事業は継いだものの情熱を傾けてやっていくほどの愛着がない。全く違う分野でやってみたい仕事もあるので会社が売却できればそちらのほうに進みたいとのこと。

弊社と守秘義務契約を締結し、会社案内・決算書・謄本等の資料を取り受ける。

M&A市場SMART?に売却希望情報を匿名にて掲載。

6月下旬

M&A市場SMART?買い手情報登録企業に、紙器製造・販売業の東海紙器工業 (仮名) があり、打診したところ関心アリとの返事。

同社は東海地区を地盤とする優良企業で関東地区進出の機会をうかがっていた。

7月上旬

丸山紙器製作所と弊社でM&Aアドバイザリー契約を締結。

7月中旬

関心を寄せていた東海紙器工業と守秘義務契約締結、資料開示し丸山紙器製作所買収を検討いただく。

7月下旬

東海紙器工業より連絡が入る。

役員会で意見がまとまらず、丸山紙器製作所買収は見合わせたいとの結論であった。

8月上旬~10月中旬

弊社提携先金融機関を経由して、買い手候補が数社浮上。

各社への打診・交渉を経て最も相互に補完関係が構築でき事業の相乗効果があると考えられ、かつ最も積極的に買収の意向を表明してくれた関東パッケージに絞り込む。

10月下旬

トップミーティング、双方の事業所・工場見学、事業譲渡にかかわる条件のすり合わせを行う。

11月下旬

基本合意書締結

12月上旬

買収監査

12月下旬

株式譲渡契約締結

両者のトップミーティングからわずか2ヶ月での短期決着であった。

あとがき

弊社とのアドバイザリー契約締結から譲渡完了まで約半年間を要しました。

今回の株式譲渡は、金融機関・会計事務所等の弊社情報ネットワークをフルに活用し、提携関係にあった金融機関との共同作業で進めました。

今回のケースのような2代目社長からの売却のご相談というのが最近特に多くなってきています。

家業を継いではみたものの、現実としてそれが自分の本当にやりたい仕事で一生このままやっていきたいという方はむしろ少数派なのだと思います。

ある程度の金額で会社が売却できるのであれば会社を売却し、その資金でなにか新しいことを始めるという選択も今後増えていくものと思われます。

参考
譲渡会社の概要
事業内容 紙器製造
所在地 神奈川県
買収会社の概要
事業内容 ダンボール・紙器製造
所在地 神奈川県

本件M&A事例についてのお問い合わせは担当: 石塚 まで