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M&A事例ライブラリ2

M&A市場SMART™掲載企業〔情報ID: SS0058〕医療機関への人材派遣の事業譲渡が成約致しました。

2001年9月

救済型M&A。約1ヵ月半のスピード決着

施設管理アウトソーシングの中堅企業アウトソーシングジャパン (仮名) は医療関連サービスを手がけるメディカルサービス (仮名) を買収し、医療アウトソーシング業務へ本格的に進出する。

今回の買収によりアウトソーシングジャパンはメディカルサービスの顧客基盤と従業員をそのまま引継ぐ。

今後はメディカルサービスの顧客に対して現状のサービスに加え、アウトソーシングジャパンのサービスの提案を行い、取引のボリュームを広げるとともにノウ ハウの蓄積をはかる予定。

メディカルサービスが弊社に相談してから成約までの概略を以下に掲載しております。

M&A市場SMART™の事業譲渡完了までの一連の流れをドキュメンタリー形式で紹介いたします (人名・会社名についてはすべて仮名です)。

7月初旬

  • メディカルサービスの大川社長から電話が当社に入る。
  • 会社の売却を考えている。
  • 小さな会社だが果たして買い手というのは見つかるものなのか?
  • 昨年の事業拡大の失敗と大きな取引の解消が重なったことから資金繰りがタイトであり、あまり時間的余裕がない。
  • どのくらいの期間で決まるものなのか?

7月中旬

  • 大川社長と面談、買い手候補への打診。
  • 会社案内・決算書などの資料を取りうける。
  • 事業内容・年商・主な顧客・現在の状況および売却希望条件などをヒアリング。
  • 当社の運営するM&A情報市場SMART?に匿名で売却希望情報を掲載 (数件の問い合わせがあるも結局 → ×)。
  • 当社と守秘義務契約・M&Aアドバイザリー契約を締結。
  • メディカルサービスの事業に関心アリとのニーズをつかんでいたアウトソーシングジャパンの山田部長に打診。

※アウトソーシングジャパンは以前当社のSMART?買収希望登録をしていた企業で、それをきっかけに数度案件の持込をしていたことからM&Aのニーズについてよく把握していた。

7月下旬

  • 買い手側の検討。
  • 山田部長より「社長の坂上が話を進めたいと言っている」との回答を得る。
  • アウトソーシングジャパンと守秘義務契約締結。
  • 詳細資料の開示。
  • 事業の魅力、買収価格など再検討 → ゴーサインが出る。
  • M&Aアドバイザリー契約締結。

8月上旬~中旬

  • トップミーティング (大川社長・坂上社長面談)。
  • 条件すり合わせ、譲渡スキームの検討。
  • 基本合意書締結。

8月下旬

  • 譲渡契約完了。

あとがき

弊社とのアドバイザリー契約締結から譲渡契約完了まで約1ヶ月半という大変なスピード決着でした。

当社にてアウトソーシングジャパンの経営戦略とそれにかかわるM&Aニーズを十分に把握していたことと、メディカルサービスの事業内容がそのニーズにピッタリと合致していたことで、スピーディーかつ双方にとって実りの多いM&Aの成約にこぎつけました。

大川社長も抱えていた個人的負債や金融機関からの借り入れの連帯保証等がすべてリセットされ、新しいスタートが切れるということで大変喜んでいらっしゃいます。

会社の危機的状況を回避できたうえ、これまで培ってこられたノウハウ・人脈を生かしてアウトソーシングジャパンの進める新規事業の中心的役割を担う予定になっています。

まさに救済型のM&Aではありましたが、理想的な形で決着しました。

足元の業績が芳しくなくとも業務のノウハウ・顧客基盤など何かしらを欲しがっている買い手は必ずいるものです。

今回のケースでは大川社長が会社の売却をポジティブに捉えたことで新しい道が開けたのだと思います。

参考
譲渡会社の概要
事業内容 医療事務受託
所在地 神奈川県
買収会社の概要
事業内容 人材派遣・アウトソーシング
所在地 群馬県

本件M&A事例についてのお問い合わせは担当: 荒井 まで