M&Aニュース
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2021/02/08
土木工事積算システムのビーイング<4734>、MBOで株式を非公開化|1株900円
ビーイングは8日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。同社会長の津田能成氏が代表取締役を務めるトゥルース(津市)がTOB(株式公開買い付け)を実施し、全株式を取得する。買付代金は約44億9300万円。
土木工事積算システムを中心に安定的な経営を続けているものの、建設業のICT(情報通信技術)化の流れの中、中長期的に土木積算分野依存から脱却し事業多角化を進めるうえで、非公開化による機動的な意思決定が行える経営体制が望ましいと判断した。ビーイングはTOBに賛同している。TOBが成立すれば、ビーイングはジャスダックへの上場が廃止となる。
買付主体のトゥルースはビーイング株の36.34%を持つ筆頭株主。買付価格は1株につき900円で、前営業日の終値665円に35.34%のプレミアムを加えた。買付予定数は499万2373株。買付予定数の下限は所有割合30.33%にあたる237万8200株で、既所有分と合わせ3分の2以上となる。
買付期間は2月9日~3月24日。公開買付代理人は岡三証券。決済の開始日は3月30日。
ビーイングは1984年にコンピューター関連の販売会社として設立。その後、現在の主力事業である土木工事積算システムの開発・販売に進出した。1999年に店頭登録し、2004年からジャスダック上場。
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